平素は格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございます。
萱野神社のお祭りの特徴をお伝えしていますが、神輿を出すにあたって当然必要なのが、担ぎ手です。
当地域では、神輿の担ぎ手のことを「力者」と呼んでいます。
力者は、当地域の習わしでナガイリ(元服)を済ませた24歳~16歳までの若者で、中でも24歳の者を「兄古参」、次いで「弟古参」と称しています。
年齢別の呼称と鉢巻の色もそれぞれ異なっています。
24歳 兄古参 紫色
23歳 弟古参 桃色
22歳 三男 青色
21歳 四男 黄色
20歳 五男 緑色
19歳 六男 緑色
18歳 七男 赤色
17歳 八男 赤色
16歳 九男 赤色
昔は、力者の人数は定員40人と定めていました。
定員を超えると、くじ引きで決め、はずれた人は午後から「飛び入り」という形で神輿を担いでいました。
現在の「飛び入り」は兄古参を卒業した者が、午後から担げるようになっています。
近年は力者の数が激減し、今年からは年齢を40歳まで引き上げて渡御を行います。
色とりどりの鉢巻きが目を引き、町内に活気を取り戻してくれることでしょう。
ぜひ5月5日は萱野神社の神輿渡御をご覧になってください。